焼肉チェーンのなかでも最も店舗数が多いのが、レインズインターナショナルが運営する『牛角』だ。国内に600店舗以上、海外に100店舗以上、合計700店舗以上が展開されている。そんな『牛角』は11月21日、一部の定番メニューをリニューアルした。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生さんが説明する。
「リニューアルしたのは『牛タン塩』(790円)、『塩ロース』(590円)、『塩上ハラミ』(690円)。さらに『特製スパイス牛ホルモン』(490円)や、『バジルラム』(690円)といった新メニューの販売も開始されました」
牛タン塩は従来の2.5mmから3mmに厚さがアップ。塩ロースは3~5mmから8mmに変更され、価格も40円引き上げられた。リニューアルした牛タン塩と塩ロースを食べたという30代の男性Aさんは、こう話す。
「肉が厚くなったことで、食べごたえも十分だと感じました。塩ダレの親しみやすい味とあいまって、かなり美味しくなったと思います」
『牛角』の味の進化について、小浦さんはこう話す。
「肉の素材で勝負する高級焼肉店とはベクトルは違いますが、独自の進化を遂げているのが『牛角』です。一部の焼肉チェーンでは硬くて薄い“いかにも安い肉”が出されることもありますが、『牛角』の場合はカット方法や味付けを工夫することで、リーズナブルでありながらも、美味しいお肉を提供しているという印象です」