人間誰しも息抜きは必ず必要。何とかお金をかけずに余暇を楽しく過ごす方法はないものだろうか。都内在住のPR会社勤務の男性・Tさん(30代)の趣味は「公園巡り」だ。公園の中でも、入園料がいらない公園ばかりを巡っているというTさん。大人の公園巡りの楽しさは何なのか?
「私はもともと体を動かしたり、自然の中で過ごしたりするのが好きでしたが、社会人になるとそういった機会が激減し、一気にストレスが溜まりました。そこで、少しでも自然に触れようと、昼休みは公園で弁当を食べ、外回りで時間が空いた時にも公園を訪れると、いくらかでもストレスが解消されました。
当時住んでいた家の近所には光が丘公園(練馬区)という巨大な公園があったので、休みの日には本を読んだり、ラジオを聞いたり、サンオイルを塗って日焼けをしたり。一時は本当に寸暇を惜しんで公園に行っていました」
しかし同じ公園だけでは飽きてしまったTさんは、より快適な公園はないかと公園巡りを開始。代々木公園、砧公園、水元公園、駒沢公園、葛西臨海公園、舎人公園、小金井公園ほか、都内近郊の大公園はあっという間に行き尽くし、今や訪れた公園は200を下らないという。最近では、子どもを連れて公園巡りを続ける一方、こんな遊び方もしているそうだ。
「休みの日に、友人を誘って公園で遊ぶのです。と言っても、お花見やバーベキューなどでなく、ゴムボール野球や缶蹴りなど、子供の頃にやっていたことをやって、文字通り“遊ぶ”のです。『公園で遊ぼう』と誘うと、必ずや『何するの?』と言われますが、いざ公園で私が率先して遊び始めると、みんな『おれもやりたい』と仲間に入ってきて、帰りには『すごい楽しかった!』と言ってくれます。