餃子チェーンというと「餃子の王将」が有名だが、もうひとつ「王将」という名を持つチェーンがある。それが「大阪王将」だ。同店の成り立ちについて、外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏が説明する。
「1967年に京都で誕生したのが『餃子の王将』で、そこから暖簾分けする形で1977年に誕生したのが『大阪王将』です。“王将”という名前の使用権を巡って訴訟にもなりましたが、現在は和解。『餃子の王将』は『京都王将』と呼ばれることもあります。京都王将は700店舗以上を運営、大阪王将は360店舗ほどです」
餃子はもちろん、チャーハンや麺類、八宝菜、麻婆豆腐、酢豚などの定番中華料理を提供する大阪王将。餃子の王将(京都王将)との違いはどんなところにあるのだろうか。
「『京都王将』との大きな違いは、餃子メニューのバリエーションです。『京都王将』は基本的に通常の餃子(240円、税別以下同)のみが販売されていますが、『大阪王将』では『元祖餃子』(241円)のほかに『ジャンボ肉汁餃子』(454円)、『大山鶏の鶏しそ餃子』(334円)、『さくさく揚げ餃子』(241円)、『葱盛り餃子』(334円)が販売されています。さらにスープ系の『スープ海老餃子』(454円)、『ぷるもち餃子』(269円)もあり、いろいろな餃子が楽しめる点が特徴的です」(小浦氏)