システム上、即日融資も不可能に
実は2018年1月からは、銀行カードローンの即日融資も停止されることになっている。カードローンを含めた新規の個人向け融資の審査に、警察庁のデータベースへの照会が組み込まれることになったからだ。各銀行は、預金保険機構を介して警察庁に専用回線で照会をするのだが、結果が判明するのは最短で翌営業日となる見通し。
つまりシステム上、即日融資は不可能となるのである。これをきっかけに、審査を厳しくしていくという銀行も多く、総量規制を自主ルールとして導入していないところも、足並みを揃えてくるとみられている。
この冬、カードローンの残高が総量規制に接近している人で、ちょっと散財しても、「また銀行で借りればいいや」と思っている人がいたら、大間違いである。銀行のカードローンが借りられず、途方に暮れてしまう人が続出するかもしれない。
文/松岡賢治