「人生100年の時代になって、夫が20歳から60歳まで40年働いて積み立てたお金で、60歳から100歳までの40年間、夫婦で計80年間を安心して生きていけるようなことが可能かどうか、いちど冷静に考えたほういいと思います。これはもちろん、妻を専業主婦にしている夫の問題でもあります。
現在の年金制度は、55歳で退職して65歳くらいで寿命を迎えた時代に設計されたものですから、少子高齢化や人生100年時代に行き詰まるのは当然です。こうした現実を理解したうえで、『わたしは専業主婦の方が幸福になれる』『妻を専業主婦にして、自分一人で稼いだほうが幸福だ』と判断したのであれば、それは個人の自由な選択なので、私がとやかく言うことではありませんが」