「これ、持っていたかな? まあいいや。とりあえず買っておこう」と、買ってみたけど、家に帰ったら山ほどのストックが仕舞ってあった……。住まいが散らかっていて、自分の持ちものを把握していないために、こんな風に無駄な出費をしてしまったことはないだろうか。家の中が整理されていれば、無駄な出費がなくなることも多い。今回はリビングを片づけ方を紹介しよう。
整理収納アドバイザーの館山花子さんは、「リビングは家族全員が使う場所で、お客さまも入って来るところ。リビングに置いていいのはリビングでしか使わない最小限のものです」という。さて、リビングでしか使わないものとは?
「子供の勉強道具や学校のカバン、お母さんのバッグ、コート、お父さんのカバン、コートなどが机の上に乗っていたり、椅子にひっかかっていたりしませんか? このような個人のものがリビングにあると部屋はあっという間に散らかっていきます。すぐに、自分の部屋に持ち帰り、あるべき場所に戻しましょう」(館山さん、以下同)。
上記のような個人的なものを家族が過ごすリビングに置いていると、管理がずさんになる傾向があるという。誰かが触る可能性もあり「私のバッグがない」「ペンケースがない」「iPadがない」など、失くしものの原因にもなる。「自分のものは、自分の部屋のあるべき場所に戻すことを徹底しましょう」。