「いらっしゃいませ! 今日は何にしますか?」
「とんこつラーメンの脂増し、焼き野菜で」
「はい。いつもありがとうございます」
コシがある麺の上にしゃきしゃきの野菜と肉厚のチャーシューがこんもりとのっている。食べ進めていくうちに、チャーシューの脂がスープになじんできて、こってり感が増して、ボリュームも満点だ。
ラーメンに目がない本誌記者は、この店に週に2~3度は通っている。しかし、どれだけ食べても値段は月8600円だ。
ここは、首都圏を中心に展開するラーメンチェーン店の『野郎ラーメン』。同店は、月額8600円で毎日ラーメンが食べられる「野郎ラーメン生活」というサービスを昨年11月から提供している。
「1日につき1杯まで、食べられるのはとんこつラーメン(780円)、汁無し麺(830円)、味噌ラーメン(880円)の3種類、という制限はあります。でも、このサービス8を使うと、とんこつは12杯、汁無し麺では11杯、味噌ラーメンは10杯で元を取ることができるんです」(常連客)
この食べ放題サービスは、スマホから申し込むことができる。アプリをダウンロードし、月額サービス料8600円をクレジットカードやキャリア(携帯料金と一緒に請求)で支払う。あとは店舗でスマホ画面を見せるだけ。いたって簡単だ。