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「模型鉄」な東武社員 所有車両の6割以上は自社の模型

普段はSL「大樹」の整備を担当する坂巻氏

 いまや社員の間でも、坂巻さんの趣味は知れ渡っており、同好の士との交友もあるのだとか。鉄道好きで鉄道会社に勤めているだけでも鉄道ファンには十分に羨ましい話しだが、自宅には夢のような空間が存在するそうだ。

「車両数が増えてきて、家族に『広い所で走らせたいな』と言っていたところ、引っ越そうかという話が出た時に、『そういう場所を作れば?』と妻が言ってくれたんです。『作っていいの?』『欲しいって言ってたじゃない』みたいな感じで、それはそれは嬉しかった(笑)。それで16畳ぐらいの広めのロフトを作ってもらって、そこで模型を走らせています。

 休みの日には模型を走らせて、一人でお酒を飲みながらそれを見ているのが最高ですね。心が癒やされます」

 男の憧れの空間を手に入れた坂巻さん。酒を飲みながら走らせる模型車両のラインナップには、現在携わっているSL「大樹」もしっかり入っているそうだ。

●SL大樹情報
 東武鉄道SL復活運転プロジェクトとして、東武鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉間の12.4キロをSL「大樹」号が走っている。運転日は土休日が中心で、1日3往復。詳しくは公式サイトhttp://www.tobu.co.jp/sl/を参照。

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