今月1月2日の最安値である2万2670円から1月9日の最高値である2万4071円まで、1401円上昇しましたが、こちらの値幅に対する23.6%押しの価格を計算すると、だいたい2万3740円になります。1月10日に2万3800円を若干下抜けた後に反転しましたが、その反転ポイントとなった価格に近いでしょう。
また、1401円の上昇値幅に対する3分の1押した価格が、だいたい2万3600円前後ですが、2回目の反転価格である2万3626円と概ね近い価格です。
このようにフィボナッチ・リトレースメントの法則を知っていると、若干の誤差はあるものの、相場が反転する可能性のある目標価格をあらかじめ計算することができます。目標価格を知っているのと知らないのとでは利益は大きく変わってきますので、私自身も好んで活用しています。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。