地方出身者が東京に出てくると、まず驚くのが鉄道の発達ぶり。その混雑ぶりや駅の複雑さ、「時刻表を見ないで駅に行く」といった“びっくりあるある”を紹介したところ、「こんなことにも驚いた!」という声が寄せられたので、まとめて紹介しよう。
【「次の列車をお待ち下さい」】
日中でも3~4分に1本のペースで列車がやって来るJR山手線では、「次の列車をお待ち下さい」というアナウンスが流れることがありますが、「1時間に1本」「1日に数本」の地域で育った人間には、そういったアナウンスは驚き以外の何ものでもないようです。
【「短い○両編成で参ります」】
列車によって6両だったり10両だったりすることがある場合、駅員がそのことをアナウンスするのは当然ですが、「短い」という単語には引っかかってしまうよう。「普段は1両、たまに2両」(宮城)というローカル線ユーザーだった男性は、錦糸町駅で「次の列車は短い11両編成で参ります」という放送を聞いて、まったく意味が分からなかったそうです。
【駅と駅が近い】
人口密度が低い地方と人口密度が高い東京では、駅間の距離が違うのは当たり前。
「大学に入った時、西武新宿線の下落合駅に住んでいて、『下落合~高田馬場』という定期を使っていたら、友人に『そのぐらい歩けよ』と言われました。実際、歩いてみると10分程度で、すごく驚きました」(広島)
「大学入学直後、終電に乗り遅れてしまった。親しくなった友達に『2駅ぐらい歩いて帰れ』と言われ、『こいつは何を言ってるんだ』と思ったが、実際歩いたら20分もかからなかった」(宮城)
など、「1駅歩く」という発想は、地方出身者からはなかなか出てこないようです。