2008年3月に販売を開始すると、ネットや口コミで一気に広がり話題に。2008年半ばには、グラフィックデザイナーである居山浩二氏も加わり、柄物の販売も開始した。すると、ユーザーから「マスキングテープの生まれるところが見たい」との声があり、2012年から年に1回数日間にわたる、工場見学ツアーを実施。1回あたりの参加数は1万数千人と評判がよく、抽選で選ばれた人のみが参加できる大人気ツアーとなった。
そのほか、『mt』の魅力を実際に触れて感じてもらうため、各地でイベントを開催。工場見学やイベントに訪れたユーザーとの交流の中で、新商品のヒントが生まれることもあり、カモ井加工紙の高塚新さんは「『mt』はユーザーに育ててもらった商品だ」と話している。
3人の女性の声から生まれた『mt』は、今年で10周年。今では、部屋の壁や床に貼って空間を装飾できる『mt CASA』や、テープやのりを使わずにラッピングができる『mt wrap』などいろいろなタイプのテープが展開されている。
普段使っている手帳やインテリアにプラスし、自分だけのオリジナルを作って楽しんでみてはいかがだろう。
※女性セブン2018年2月8日号