昨年秋の台風による不作の影響で、野菜の高騰が止まらない。農水省の発表(1月24日)によれば、キャベツ、白菜、大根の1kg当たりの値段が軒並み例年の2倍以上を記録し、レタスも1.8倍と高値が続いている。「葉物を中心に高騰は3月まで続く」と専門家は口をそろえており、このままでは家計にも大打撃は避けられない。野菜高騰を前にして、消費者はどうすればよいのか、お得なテクニックを調査した。
買い物は週末の夕方に
高騰野菜をお得に買うためには、「曜日」と「時間」も重要になる。スーパーで買うのなら「週末の夕方」が鉄則だ。
「スーパーは集客率の高い週末に向けて安売り商品を決めていくんです。チラシの目玉商品が出るのも金曜から日曜にかけて多くなります。週末には、運よく多めに仕入れることのできた野菜が安く並ぶ可能性も出てきます。夕方以降限定のセールス品も登場するので、時間や曜日を考慮して買い物をすると効率的です」(消費生活アドバイザーの丸山晴美さん)
スーパー以外にも有効な買い物術が残されている。それがオイシックスやパルシステムなどの「宅配食材」だ。
「契約農家から直接仕入れているケースが多く、値段が変動しにくい。特に初めての利用だと格安の『お試しセット』が提供されることもあり、自宅に届くので買い物に行く手間も省けます」(節約アドバイザーの和田由貴さん)
なかでもパルシステムは会員加入前に「おためしセット」として有機野菜8種を1000円(送料無料)で提供している。試す価値はあるかもしれない。