家計

野菜の高騰対策 ネットで「無料野菜」ゲットの究極ワザも

スプラウトで賢く代用

 高騰野菜を避けて別の野菜で代用する場合は、大根やキャベツ、穀類などの発芽直後の新芽(スプラウト)がお得だ。

 カイワレダイコンや紫キャベツ、緑マメモヤシなどスプラウトにも多種類の商品があるが、いずれも工場生産なので値段の変動がほとんどない。カイワレダイコンなど1パック50円前後で売られている商品も多い。

「えんどう豆のスプラウトである『豆苗』は、葉物野菜の代替品にうってつけです。鍋や炒め物にも合うし、調理後残った根を水に浸しておくと、1週間ほどで芽が伸びて再収穫もできます」(丸山さん)

 スプラウトはいわば野菜の赤子で、成長に必要な栄養を最も豊富に含んでいる。例えば「豆苗」は、青えんどう豆の状態と比べ、カロテンは31倍、ビタミンEは16倍、ビタミンKは13倍、葉酸は5倍に増加する。体にもお財布にも最高の食材というわけだ。

究極の「無料野菜」

 全国の農家が生産過程で出た余剰品を無料で提供する「タダヤサイドットコム」というインターネットサイトがある。商品は日替わりで、送料こそかかるものの基本的にすべて無料。最後の手段としてはアリだ。

「他にも、ネット通販で『一箱いくら』と、大量一括販売している農家もあります。ネット上にもヒントはたくさんあると思います」(和田さん)

 知識と工夫を総動員して、“野菜戦争”を勝ち抜きたい。

※女性セブン2018年2月15日号

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