2018年の秋から年内中のIPOが予想される企業としては、メルカリとbitFlyer(ビットフライヤー)が注目される。
メルカリは、個人間で簡単かつ安全にモノの売買ができるフリーマーケットアプリ「メルカリ」を日米で展開している。テレビCMの大量投下ですでに知名度は高いうえに、「こんなモノまで売られている」とニュースでたびたび取り上げられるなど話題性も十分なので、IPOが現実になれば人気化は必至と考えられる。
bitFlyerは、いま世間を賑わせているビットコインなど仮想通貨の販売・買い取りおよび仮想通貨の総合プラットフォームの運営を手がけている。ビットコインの取り扱い高では日本最大級の企業で、金融庁の仮想通貨規制がどうなるかという懸念はあるが、IPOとなれば大化けの可能性もありそうだ。
その他、時期はまだ読めないが2018年中のIPOが有力視される企業としては、「夢の繊維」といわれる人工クモ糸繊維を開発し、数年前からIPOが話題になっていたSpiber(スパイバー)。さらに、クラウド会計ソフトで国内シェア1位の「クラウド会計ソフト『freee』」などを提供しているfreee(フリー)が注目される。