近頃「イートインスペース」を設けるコンビニエンスストアが増加傾向にある。外食産業に詳しいフリーライターの小浦大生氏が語る。
「セブン-イレブンでは2割くらい、ファミリーマートやローソンでは3割くらいの店舗にイートインスペースがあるといわれています。ミニストップについては、面積の大小はありますが、ほとんどの店舗にイートインがありますね。
また、最近増えているのが比較的広いイートインスペースです。レジカウンターの横にテーブルが2つくらいひっそり置かれているようなものではなく、たとえば1階がコンビニの売り場で2階がまるごとイートインになっているという店舗です。特に都心部のファミリーマートでは、このような店舗が多いです」
たとえば、1階に通常の商品棚とレジがあり、2階にはコピー機やチケット端末、ATM、トイレ、そしてイートインスペースを設置するといった店舗もある。
「雑誌売場だけを2階のイートインスペース横に置く店舗もあります。万引きの危険性もあるとは思いますが、防犯カメラを複数設置するなど、しっかり対策されているようです。コンビニでの雑誌売場が減少傾向にあるなか、イートインスペースに雑誌売場を設けることで、販売する雑誌の種類を増やせるという利点があります」(小浦氏)