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コンビニのイートイン 会社員、学生らはどう活用しているか

「コピー機があるのもポイントが高い」

 顧客はイートインスペースをどう使っているのか。東京都内を歩き回ることが多いという会社員の男性Tさんは、頻繁にコンビニのイートインスペースを活用しているという。

「いわゆる外回りをすることが多く、メールの返信などを外でしなければならないときには、よくコンビニのイートインスペースを使います。フリーWi-Fiが利用できますし、電源もあり、仕事がしやすい。カフェに入るほどでもないくらいの作業の場合や、時間があまりないときに重宝しています」

 基本的にはそのコンビニで購入したものを食べたり飲んだりするための場所であるイートインスペース。たとえば、缶コーヒー1本だけでも利用可能だ。

「喫茶店やカフェだと、やはり300円から500円くらいはかかってしまいますが、コンビニのイートインなら150円以内で収まります。安上がりな作業場です」(Tさん)

 学生たちが自習する場所としてイートインスペースを使用することも多いようだ。都内の大学に通う女子大生のYさんはこう話す。

「大学の最寄り駅の、すぐそばのファミリーマートの2階が結構広めなイートインスペースになっているんです。広くてゆったりしているし、机も大きい。コピー機があるのもポイントが高いです。テスト前になるとプリントなんかをコピーして、友人たちとイートインで自習をしています。テスト期間は、イートインがうちの大学の学生ばかり。お金が余りかからないうえに、お腹が空いたらすぐに食べ物を買えるのも便利です」

 本来、イートインスペースは、そのコンビニでの買い物客のためのものだが、その実態はカフェやファミレスよりもリーズナブルなスペースとして、利用されている側面もあるようだ。

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