中華料理系の外食チェーンといえば、餃子の王将、大阪王将、幸楽苑、バーミヤンなどが全国的に有名だが、関東地方を中心に展開して支持を集めているのが、「熱烈中華食堂 日高屋」(以下、日高屋)だ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏が解説する。
「元々は埼玉県大宮市(現さいたま市)にあったラーメン店が始まりで、2002年に『日高屋』の1号店が新宿にオープンしました。現在は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木に360店舗ほどが営業中です。“首都圏に600店舗”を目標として掲げています」
日高屋のメニューの基本はラーメン。さらには「野菜炒め」や「ニラレバ炒め」などの定食も充実。低価格帯のおつまみメニューも多い。
「ラーメン類の価格は安く抑えられています。なかでも、シンプルな醤油味の『中華そば』は390円でかなり安い印象。そのほかも、『とんこつラーメン』は420円、『野菜たっぷりタンメン』は500円、『汁なしラーメン』は550円といずれも安いです。また、『半ラーメン』の200円というのも、なかなか驚きの安さだと思います」(小浦氏)
10代の頃から日高屋に通っているという30代会社員の男性Cさんはこう話す。
「定番の『中華そば』はシンプルで飽きがこない味。ただ、ボリューム的にちょっと物足りないので、半チャーハン(250円)や餃子(6個220円)をつけることが多いです。あと、意外と安いのがコーラ。小さめのジョッキサイズで100円なんです。コンビニで500mlのペットボトルのコーラを買うより安いので、ついつい頼んでしまいます」