「田舎に移り住んで“得する暮らし”を続けるには、地域の人と助け合える人間関係を作るのが必須条件になります。たとえば70代も半ばにさしかかると車を運転して買い物や病院に行くのも難しくなってきますが、周りに助けてくれる人がいるか、毎回タクシーを使うかで出費は大きく変わる。生活費で節約できた『毎月4万円』は簡単に吹き飛んでしまいます。
そう考えると、地元の行事に参加するなど健康に活動できるうちの移住が望ましい。体に不自由が出てくる70代からだと、孤独な生活が続いて精神的に絶えられなくなってしまうケースもある」
60代のうちに実行したほうが望ましいという指摘だ。
※週刊ポスト2018年3月2日号