回転ずしチェーンの「無添くら寿司」(以下、くら寿司)の糖質オフメニューが、進化している。昨今の健康志向の高まりをうけて、業界初の糖質オフメニュー「糖質オフシリーズ」の発売を開始したのは、昨年8月のこと。
えび・ビントロ・まぐろ手巻き・えびマヨ手巻きの4種類でシャリを野菜に変更した「シャリ野菜」シリーズや、ラーメンの麺を抜き、野菜を10%増量した「らーめん麺抜き」シリーズなどが好評を博し、販売数はシリーズ累計600万食を超えたという。
そして、2月2日からは、通常のシャリの大きさがハーフサイズになった「シャリプチ」のシリーズが商品数大幅アップで登場。全国343店舗で60種類以上のにぎりメニューについて「シャリ通常」と「シャリプチ」をタッチパネルで選択できるようになった。
対象となるのはマグロ・イカ・エビ・カツオ・玉子・サーモンなどにぎり全60種類で、軍艦や巻物は対象外となる。はたして、実際に食べてみるとどんな印象なのか。
記者も「熟成マグロ」と「イベリコ豚の大トロ」を食べてみたが、まず当たり前のことかもしれないが、シャリの量が少ないのがはっきりわかった。とはいえ、シャリが少ないことに大きな違和感も覚えず、「シャリ通常」と同じぐらい意外とお腹がいっぱいになり、満足感があった。これならカロリーに気を遣っている人でも、あまり気にせず食べられるのではないか。
SNS上でも、今回の試みについて〈好きな握りで選べるようになったのか~やはりくら寿司は神〉、〈シャリが大きいとたくさん食べられない。シャリが小さいとたくさん食べられる。お店の売り上げも上がる。食べる方も満足。さらに米のコストも減る。これはwin-win〉などと賞賛の声が挙がっている。