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確定申告で発覚、年金生活67歳男性の税金は8倍高く取られていた

税金を取られすぎているケースは少なくない

 2018年最初の年金受給日だった2月15日、年金受給者たちに不安の声が広がった。口座に振り込まれた年金額が前回(昨年12月)から大きく減らされていたからだ。

 日本年金機構には多くの苦情電話が寄せられた。年金受給者は毎年、「扶養親族等申告書」(葉書)に妻の収入などを書き込んで日本年金機構に送り返さなければ本来の控除を受けられずに4~5倍の高い税金を年金から天引きされる。

 特に昨年はこの申告書の記入内容が大幅に変更され、マイナンバーなどの記載を求められた。そのため、本人は申告書を送ったつもりでも、内容が不十分で受理されずに送り返されたケースが続出。いきなり高い税金を徴収された受給者が大混乱に陥ったのだ。

〈正しい源泉徴収税額の反映は、原則として4月13日にお支払いする年金にて、平成30年2月支払分と併せ、調整させていただきます。お客様にご心配、ご迷惑をおかけしておりますことに深くお詫び申し上げます〉

 日本年金機構はホームページの「大切なお知らせ」でそう謝罪した。

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