「退職金受け取り時」は多額還付のチャンス
税理士・山本宏氏が語る。
「確定申告で多額の還付金を取り戻せるのは源泉徴収された税金が大きかったときです。たとえば勤続30年で2500万円の退職金を一時金で受け取ると約60万円の所得税が源泉徴収される。こういったときはまとまった還付金を受け取るチャンス。自宅のリフォームを行なって住宅ローン控除を受けたり、社会保険料や医療費のレシートは捨てずに備えておいた方がいい。しっかり確定申告してできるだけ税額を抑えておかないと、翌年の住民税でびっくりするような税金を取られます」
「税を取り戻す」ことが年金生活者にとって最高の生活防衛になる。
※週刊ポスト2018年3月9日号