カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

ドル円相場、105円台反転を示していた3つのテクニカルサインとは?

 また、安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁、金融庁要人による緊急会合が行われたことも報道されていましたが、そちらも1つの判断材料になりました。

 2016年にイギリスのEU離脱に関する国民投票が行われドル円相場が1ドル=98円台まで下落した時や、アメリカ大統領選でトランプ氏が当選してドル円相場が1ドル=101円台まで下落した時も日本で緊急会合が行われ、いずれのケースでもドル円相場の下落は止まっています。

 そして2月、ドル円相場が下落して1ドル=106円台まで下落した時にも同じように緊急会合が行われたので、過去の傾向から分析して「そろそろ反転するのでは」ということも想定されたのです。

ドル円相場の今後の見通し

 ちなみに、くりっく365の売買比率データ(2月13日時点)を見ると、買い玉が約57.3万枚、売り玉が約49.9万枚で前の週と比べて買い玉がさらに増えていました。これは、なぜでしょうか。

 値ごろ感でトレードされている個人トレーダーの方が買いを入れてきている、ということが考えられます。

「1ドル=110円台とか111円台では買いたくないけれど1ドル=105円台、106円台に落ちてきたら買いポジションを持ちたい」と考えてトレードしている個人トレーダーの方もいるので、そうした方が買いを入れてきているのではないか、と考えられます。

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