しょうゆ、とんこつ、味噌など、様々なラーメンが愛されるなか、独特な鶏ガラベースのこってりラーメンが人気となっているのが、ラーメンチェーンの『天下一品』だ。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏が説明する。
「京都を発祥とするラーメンチェーンで、2018年3月現在、全国で244店舗が営業中。“天一”の愛称で親しまれています。スープは『こってり』と『あっさり』の2本柱ですが、天一の代名詞的存在なのは『こってり』。鶏ガラと11種類の野菜を煮込んで作られるスープは、かなりの濃厚さ。この個性的なスープが人気の秘密ともいえるでしょう。また、野菜がベースとなっているので、意外と脂っこくなく、すっきりしているのも特徴です」
メニューの価格は店舗によって異なるが、都内であれば「こってり」「あっさり」ともに並が720円(税込み、以下同)、大盛りが880円。また、基本となる「こってり」「あっさり」のほかに、「こってり」と「あっさり」を混ぜた「こっさり」や、調味料で味の調節ができる「味がさね」を提供する店舗もある。
「一部店舗限定の『味がさね』は白ごま、揚げネギ、おろしニンニク、肉味噌などで、好みの味に調整しながら食べられる味噌ラーメンです。また、これらの調味料をテーブルに用意している店舗もあり、味のアレンジができるのも天下一品の魅力のひとつです」