3月に入り、大学受験シーズンもほぼ終了。合格の報を受け取った“元受験生”の中には、そろそろ一人暮らしする場所を探し始める時期だろう。初めての一人暮らしに心が浮き立つのは分かるが、住む場所の当たりハズレは、学生生活の充実度に大きく影響するもの。併願する人も多いであろう亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学に合格した場合、どこに住むのが正解なのか? ライターの金子則男氏がオススメの街を紹介する。
【亜細亜大学】
亜細亜大学は、ほぼすべての授業が武蔵野キャンパスで行われます。ここでは武蔵野キャンパスについて紹介します。
(1)武蔵境
大学の最寄り駅はJR中央線の武蔵境駅ですが、この駅は大変暮らしやすい街です。駅前はスーパー、ラーメン屋、ファストフード、居酒屋など、一人暮らしにぴったりなお店が多数揃っており、電車に乗ることなくたいていの用事は済ませることができます。吉祥寺まで2駅という立地ながら、家賃も6.89万円(ワンルーム・1K・1DK。ライフルホームズ調べ。以下同)と、何とか6万円台をキープ。電車賃や電車に乗る手間を考えれば、真っ先に考えるべきは武蔵境です。
(2)東小金井
中央線沿いは大学が多く、一人暮らしもなかなかの激戦区。武蔵境で見つからない場合の第2候補は、お隣駅の東小金井です。「武蔵境」「東小金井」「武蔵小金井」と、混乱しやすい駅が並ぶ中でもとりわけ地味な印象だった東小金井ですが、高架化+駅前再開発により、随分とスッキリしました。わずか1駅都心から離れるだけで、家賃も6.12万円まで下がります。大学までは十分徒歩圏内なので、武蔵境でなければ、次に探すべきはここでしょう。
(3)西武新宿線 田無
通学時間で考えるのであれば、大学最寄り駅の武蔵境とは真逆の田無方面を狙うのもアリです。最寄り駅で言うと、西武新宿線の田無や花小金井には一人暮らし向け物件が多数あり、5万円台の物件も多数あります。ただ、武蔵境や吉祥寺で飲み会があると帰るのが面倒なので、その点はご注意を。