【帝京大学】
帝京大学には八王子、板橋、宇都宮ほか、各地にキャンパスがありますが、ここでは文系学部を中心に、もっとも多くの学生が通う八王子キャンパスについて紹介します。
(1)野猿街道沿い
どの駅からも微妙に遠い帝京大学は、バスを使うのが基本形。しかし混む上にバス代もかかるバスを避けるには、大学の近くに住んでしまうのが一番です。キャンパスの近くには、片側2車線の野猿街道という幹線が通っており、一帯には帝京、中央、明星、東京薬科など、近隣の大学生向けのアパートが多数建っています。まず探すべきは、自転車で通えるゾーンです。
(2)高幡不動・聖蹟桜ヶ丘
「自転車はイヤ」「歩くはもっとイヤ」という方の場合、キャンパスまで行けるバスが出ている高幡不動か聖蹟桜ヶ丘が◎。駅前の充実ぶりなら聖蹟桜ヶ丘ですが、家賃なら高幡不動(聖蹟桜ヶ丘=5.59万円、高幡不動=4.66万円)の圧勝です。どちらも京王線の特急が止まるので、都心へ遊びに行くのも便利です。
(3)多摩センター
キャンパスが郊外にあるので、わざわざ通学に時間をかけるのはナンセンス。近隣で一人暮らしできそうな場所といえば多摩センターです。大学まで歩いて通うのはしんどい距離ですが、駅前は一帯随一の繁華街で、遊びやバイトの選択肢も豊富。京王だけでなく小田急が通っているのもポイントが高いでしょう。
【国士舘大学】
国士舘大学には世田谷・多摩・町田という3つのキャンパスありますが、ここではもっとも多くの学生が通う世田谷キャンパスについて紹介します。
(1)小田急線 梅ヶ丘~経堂
大学の最寄り駅は世田谷線の世田谷駅か松陰神社駅ですが、多くの学生は小田急線の梅ヶ丘駅を利用します。梅ヶ丘駅、豪徳寺駅、経堂駅は駅間も短く、自転車ならすぐの距離。家賃は梅ヶ丘が7.24万円、豪徳寺が7.61万円、経堂が7.21万円なので、「学校にもっとも近い梅ヶ丘」「小田急線と世田谷線が使える豪徳寺」「駅前の充実度なら経堂」と、いずれもオススメです。
(2)世田谷線 松陰神社駅~上町
キャンパスのすぐ脇を走る世田谷線は、都内の喧騒から一歩引いた感覚の路線。松陰神社~上町間は、高級住宅街・世田谷とは思えぬ庶民的なお店も少なくありません。世田谷通り沿いにはオシャレな飲食店もあり、芸能人を見かけるようなことも。渋谷に遊びに行った際は、上町駅行きのバスで1本で帰れます。
(3)小田急線 喜多見以遠
家賃を下げるなら23区内を出るのが一番。なるべく短い通学時間で選ぶべきは、小田急線の町田方面です。成城学園までは家賃相場は7万円台ですが、喜多見で一気に6.14万円まで下がります。家賃を節約したい場合、喜多見や狛江あたりは狙い目です。