昔のジュエリーほど質がよい可能性が
ダイヤが値上がりしているといっても、3カラット以上というと、かなりの大粒。そんな大きいダイヤなんて持ってないわよ、というかたもいるだろう。だが、小さなダイヤでも古いものであれば価値が高い可能性があるという。
「戦後からバブル崩壊前にかけての日本では、今より良質な大粒ダイヤが流通しており、最近はそんなジュエリーを相続したというかたの相談も増えています」(原田さん)
つまり、祖母の形見分けや、バブル期に買ったジュエリーには、お値打ち品が“埋蔵”されている可能性が高いのだ。
しかし、そこを狙った悪徳業者も増えているため、貴金属を売るには注意が必要だ。「不用品回収」を誘い文句に、高齢女性が大切にしまっていた貴金属類を、ろくな査定もせず、「一括で買い取る」と二束三文で持ち去る、押し買い商法などが発生しているのだ。せっかくのお宝を有効活用するためにも正しい価値を知り、信頼できる店に売るようにしたい。
※女性セブン2018年3月22日号