ここ数年、金やダイヤモンドの高騰で、家庭でたんすの肥やしになっているジュエリーの買い取りブームが起きている。
いざ買い取ってもらう際に、肝心のジュエリーがニセモノだった! なんてことがないよう、覚えておきたいのが簡単な鑑定方法だ。
ジュエリーアドバイザーアンドギャラリー代表・原田信之さんによると、ニセモノと気づかない人が多いのは、ダイヤだという。
「ダイヤの模造石としては、キュービックジルコニアが有名ですが、実は簡単に本物かどうか見分けられます。それは、ハーッと息を吹きかければいい。ダイヤはくもらず、キュービックジルコニアはくもってなかなか取れないんです。これは、ダイヤの方が熱伝導率が高いため、一瞬でくもりが取れるからです」
ダイヤと同様、模造品が多いのが真珠。こちらも見分け方は簡単で、玉同士をこすり合わせるだけ。
「本物ならザラザラした感触があり、ニセモノならツルツルしています」(原田さん)