今、金やダイヤモンドの高騰によってジュエリーの買い取りブームが起きている。できるだけ高くジュエリーを買い取ってもらうには、あらかじめ相場を知っておき、複数店舗で見積りを取るのが基本だ。より高く売るための3つのコツを紹介しよう。
【1】相場を知る
日本では宝石鑑定に関する公的な資格がないため、ジュエリーを売却する店や、鑑定人選びはなかなか難しい。素人だと思われて買い叩かれないよう、売る側も、ジュエリーの相場や鑑定方法を知ることが大切だ。東京・東池袋にある買い取り店・リファウンデーション代表の杉兼太朗さんは、こう語る。
「ダイヤモンドだけは、アメリカのラパポート社が相場を発表しているため、良心的な店では、鑑定書にある等級分けに対応した買い取り価格表を公開し日々更新しています。地金は金やプラチナの毎日の相場を公表し、それを基に価格を算出しています」(杉さん)
例えば、2月28日時点での地金の買い取り相場は金1gで4879円、プラチナ1gで3641円、銀1gで60.27円。最新の相場で査定してくれる店こそ、信頼できる。
ダイヤなどの宝石類は新品購入時に遠く及ばない価格でしか買い取ってもらえない例も多く、店で買い取り額に差が出ることも少なくない。