2月以降の日経平均株価は、大きく乱高下しているが、今後はどんな展開が想定されるのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、くりっく株の日経225証拠金取引における3月末以降の相場環境を読み解く。
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今回はくりっく株の日経225証拠金取引についてお伝えします。まずは2月からの相場を振り返っておきましょう。
先月2月、買い玉1ロットあたり1218円の配当金が支払われました。その後、相場は2万2626円まで上昇し、3月2日には再び2万737円まで下落しました。
この状況を見て「さらに下落するのではないか」と不安になった方もいたかもしれません。この時点で私がどういった視点でチャートを見ていたのか、紹介させてもらいます。
私が目を付けたポイントは、3月2日の時点で2月9日の安値=2万683円を割り込まず、2万737円で反発したことです。もし2万683円を割り込んでいたら安値が切り下がっていく形になりますので再び下落する可能性も考えられますが、2万683円を割らずに2万737円の価格で反発しましたので、チャートの形から見て、相場を上昇方向で分析していました。
もちろんチャートの形だけではなく、その都度複数のテクニカルツールを確認するわけですが、1つのポイントとして安値を意識したのです。