ただし、私が最終的に頼るのはテクニカル分析ですし、相変わらず日銀がETF(上場投資信託)購入を継続していることも意識しています。2月は6回ほどETFを購入しています。だいたい月平均7回くらい購入していますので3月は8回購入できると私は計算していますが、3月末から4月中旬くらいまで押し目になったとしても、日銀の買い支えがある、というイメージを持っています。
しかし、このようにお伝えしていてもいざ実践トレードが始まると、7~8割の方が、相場が下落してきたら恐ろしくなり不用意に買い玉を切ってしまうような印象があります。そして再び相場が上昇してきたら「やっぱり上昇か」ということでまた買い玉を持つ、そんなトレードをしている方が多いように思いますが、それでは勝てないと私は考えます。
多くの方が下落を不安に思っているときこそ良き買い場になり得ると考え、実際に私は下落してきたら買い、上昇してきたら売る、というように逆張りのトレードを実践し、億の利益を獲得してきました。
「でもどのタイミングが底なのか検討がつかない」と思われる方もいらっしゃいますが、そのような方はきちんとテクニカル分析を学ばれるのが良いと私は考えます。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。