ふとした誘惑でパチンコを打ちたいという欲望が蘇ってしまう。パチンコに関する情報を完全に絶たないと、パチンコをやめることは難しいのだろう。
収支をつけて、いかに負けているかを認識するも……
40代自営業の男性Mさんは、パチスロファン。パチスロのせいでお金の余裕はない。
「自分では趣味程度に楽しんでいると思っていても、結構負けてしまうことも多くて、一時期は消費者金融でお金を借りていた時もありました。現在借金はしていませんが、正直パチスロでそんなに勝てているわけでもないし、余裕はあまりありません」
Mさんはこれまで何度もパチスロをやめようとしているが、なかなか成功しないという。
「単純に“今日でもうやめよう”と思っても、ちょっと時間があれば打ってしまうし、給料日の次の休日には朝から打ちに行ってしまう。単純に“我慢する”というのはほぼ不可能なんだと思います。
やめられないのであれば、せめてお金の現状だけでも理解しておこうと思い、いかに自分が負け続けているかを把握するために、パチスロの収支をつけるようにしました。ピークで負けている時は1か月で15万円くらい負けていたこともあって、“さすがにまずい”と感じました。
でも、パチスロをやめるのはやっぱり難しい。収支をつけることでむしろ“負けを取り戻したい”という気持ちになって、さらに打ってしまうことも……」(Mさん)