貧乏暮らしをしている若手芸人たちにとって、ファンからの差し入れはとても重要なもの。飲み物やお菓子、タバコやお酒、さらには洋服などをもらうことが多いようだが、最近ではその差し入れの形も変わってきたという。ある若手芸人はこう話す。
「コンビニで売られているiTunes Storeのようなプリペイドカードを差し入れにもらうことが増えています」
コンビニやスーパーマーケット売られている、iTunes StoreやAmazon.co.jp、Google Playなどで使えるプリペイドカード。カードに書かれているシリアルナンバーをウェブ上で入力することで、その金額分の買い物ができるというものだ。
「ある日パチンコで大負けをしてしまって、SNSに『パチンコで負けたー』と書き込んだら、ファンの人からダイレクトメッセージが来たんですよ。そこには3000円分のAmazonカードのシリアルナンバーを写した画像が添付されていて、『差し入れです!』と書いてありました。せっかくのプレゼントということで、Amazonでカップ麺やレトルトのご飯を買いました」(前出・若手芸人)
通常、若手芸人への差し入れは劇場の“出待ち”のときなどに渡されることが多いが、プリペイドカードであれば、直接会わずとも渡すことができる。また、メールでギフトコードを贈ることも可能だが、芸人が相手となるとメールアドレスが分からないことも多く、SNSのダイレクトメッセージであれば、比較的ハードルも低いということのようだ。
「ダイレクトメッセージを開放している芸人さんであれば気軽に送れるし、個人的にやりとりをするのもちょっと嬉しい。スマホのゲームアプリ関連のお仕事をしている芸人さんの場合、課金も大変そうなので、プリペイドカードの差し入れはとても喜んでくれます」(お笑いファン)