様々なものを手軽に売買できるということで、「メルカリ」などのフリマアプリが人気だ。出品されているものは、基本的に中古ということもあり、「相場よりも安く買える」というイメージを持っている人も多いだろう。しかし、必ずしもそうではなさそうだ。
30代の男性Kさんは、アウトレットモールで有名海外ブランドのバッグを購入した。型落ち品ではあったが、キズなどはなく、定価3万5000円のところ、3割引きで2万4500円だった。Kさんはこう話す。
「買ったはいいけど、いざ使ってみようと思ったら、サイズ感が微妙で『なんか違うな』となったんです。買ってから1回も使わないままになっていたので、それなら売ったほうがいいなと思って、『メルカリ』に出品することにしたんです。でも、基本的にはほぼ新品だから、ちょっと強気な値段でもいけるんじゃないか……ということで、購入金額に5000円上乗せして、29500円で出品してみました」
ダメ元であえて高い価格で出品したKさん。しかし、意外とすぐに売れたという。
「出品して、2日くらいで売れました。結果的に、私は5000円ほど儲けてしまったことになります。なんだかちょっと申し訳ない気持ちもありますが……」(Kさん)