40代で子育てが一段落すると、「また働き始めようかな」と考える主婦は少なくない。では、稼げる主婦になるためにはどうすればよいか。
「今は雇用状況が好調ですが、これがいつまで続くかわかりません。2020年の東京五輪後の景気ですら不透明なくらいです。しかし資格を取っておけば、不景気で求人が減っても優位に立てます」
こう話してくれたのは、807もの資格を取得した、資格取得アドバイザーの中村一樹さんだ(「」内以下同)。
これまでの日本女性は、出産や育児のため30代を中心に職を離れるケースが多く、40代で子育てが一段落すると再び動き始めることから、年齢ごとの就業率を示すグラフは「M字カーブ」を描いていた。しかし最近は、子育て支援策の充実などで兼業主婦が増加し、30代でも離職せず、M字の凹みが解消されつつある。
そうなると40代を過ぎた主婦が、子育てを終えてから再就職しようにも、離職せずに働き続けてきた人の方が、実力やキャリアは上になる。そういう中に入って行くにも、最低限、資格は必要となる。