人気の資格が稼げる資格とは限らない
「日本には、国家資格や公的資格、民間資格などを合わせると約6000もの資格があります」
それほど多くの資格の中から、主婦が働くのに必要な資格をどう選んだらいいのか。
「資格を選ぶ時、多くの人が“人気”を気にしがちです。でも、気をつけたいのが、人気の資格=稼げる資格ではないという点。主婦と一口にいっても多様で、働く必要のない専業主婦もいれば、パートで稼ぐ主婦、正社員で働く主婦もいますよね。主婦に人気の資格には、仕事に直結する資格と、趣味や習い事の延長の資格が混在しがち。稼げる主婦を目指すなら、人気よりもニーズや実用性、取得しやすさなどを考えた方がいいでしょう」
覚えておきたいのは「独立開業できる資格がこれからの時代に頼れる」という点だ。
「人生100年時代。定年後も収入を確保する手段として、独立開業できるスキルがあるのは強みになりますね」
たとえば民間資格であるリフレクソロジストを取得すれば、大手チェーンや人気サロンで働くだけでなく、将来的には自宅開業も可能となる。同じく民間資格のトリマーを取得した場合でも、独立開業が視野に入る。
何年も仕事を離れて“自分は何もできない”と自信を失っているのなら、就活の前に、まずは資格取得を通して自信を取り戻すのもおすすめだ。ただし、資格があれば仕事に困らないわけではない。資格はあくまで肩書の1つで登竜門。常に努力を続ける必要があることは覚えておきたい。
※女性セブン2018年4月12日号