ライフ

高学歴高収入夫をつかまえた「麻布妻」の譲れないプライド

高収入男性と結婚した女性の“不思議な主張”とは(写真はイメージ)

 高収入世帯が数多く暮らす、港区麻布界隈。夫は外資系金融勤務で年収数千万円、1歳の子供を持つアラサー美人主婦ライターで「麻布妻」の1人である高木希美氏の周囲には、マウンティング主婦が多いという。富裕層ママたちのマウンティングの実態は? ある日、ママ友ランチ会で“バトル”が始まった──。

 * * *
 私と同じマンションに住み、同じくらいの子供がいて、同じ「外資系金融」の高収入夫を持つ晴香さん(仮名、以下同じ)。彼女は私に「このコート、高いけど、買える?」と言ってきたり、我が家のメルセデスのSUVを見て「うちはベンツ乗らない主義なの」と意味のわからない主張をしてきたりする“マウンティング主婦”でした。

「格下」認定している私のことを、なぜかたびたびランチに誘ってきます。マウンティングが足りないのでしょうか。

 ある日の晴香さんとのランチには、近所のマンションに住む幸子さんと真麻さんも来ました。4人で子連れランチです。

 晴香さんのマウンティングには辟易していたけれど、他に人が加われば少しまろやかになるかもしれない──そう思ったのは間違いでした。

 会話は当初、晴香さんペース。いつもの夫自慢が始まります。

「うちの旦那くんて、小さい頃からオールAの優秀な人で、出世も早くて。外資系金融なんで、出来高っていうか、数字を作ったら上にいけるじゃないですか? だから、周りから僻まれるし本当大変でぇ。

 会社の話聞くと、イジメみたいなことされてるのに、負けてないから、旦那くんのメンタル尊敬してるんですよ~。みなさんの旦那さんは何されてるんですか?」

 ひとしきり「旦那くん」を持ち上げ終えると、みんなに話を振りました。顔色一つ変えず晴香さんの話を聞いていた幸子さんは、その質問に答えずにこう言いました。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。