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吉野家、スタバ、王将、モス… 一度は行きたいチェーン店の「レア店舗」

日本家屋が使われた『スターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店』

 全国展開している外食チェーンというと、どこの店舗に行っても、メニューや店の雰囲気はほとんど変わらないもの。だからこそ、安心感があって利用しやすいということだが、なかには、チェーン店であるにも関わらず、一般的な店舗と全く異なるコンセプトの店舗も存在している。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。

「チェーン店のなかの実験的店舗はいくつか存在しています。それこそ『ガスト』は、もともとファミリーレストラン『すかいらーく』の高級路線の実験店舗でした。しかし、それを低価格業態に変えて、全国展開したという経緯があります」(以下同)

 実験店舗の場合、本来のチェーン店とは180度コンセプトが異なるケースもある。その代表的存在が、「餃子の王将」のコンセプト店「GYOZA OHSHO」だ。現在、京都市やさいたま市などで5店舗が営業している。

「いわゆる“バル”を意識したスタイルの店舗で、内装も外装もかなりオシャレです。ラーメンや天津飯、炒飯などの定番メニューもありますが、『サワークリームと溶かしバターで食べるスープ餃子』(480円、烏丸御池店)、『餃子のとろ~りチーズチリソース』(450円、大宮駅西口店)といった、通常の王将にはない創作系餃子も提供しています。無骨なイメージの王将とは異なり、女性客を意識した店舗です」

 牛丼チェーンの「吉野家」にも、オシャレなコンセプト店舗がある。東京恵比寿にある「吉野家 恵比寿駅前店」だ。

「おなじみのオレンジ色の外装ではなく、黒を基調としたオシャレな外観で、一見して普通の吉野家ではないことがわかります。基本となるメニューは同じですが、オリジナルのメニューも提供。Wi-Fiも使えます。また、支払いは通常の吉野家は後払いですが、この恵比寿駅前店は先払いで、カウンターで料理を受け取って自分の席まで持っていく半セルフ方式となっています」

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