そろそろクールビズの季節。気温が上がってくると服装も変わってくるが、しばしば議論の的となるのが、社会人男性のハーフパンツ・ショートパンツだ。休日であれば問題ないが、ビジネスシーンでは一体どこまで“許される”のだろうか。
ハーフパンツやショートパンツ、あるいは半ズボンなど、呼び方は様々だが、特に明確な定義があるわけではない。裾丈についても、膝下のものから膝上のものまで、様々な種類があり、ここ2~3年は膝より少し上くらいの丈が主流となっている。
いずれにしろハーフパンツというと、かなりカジュアルな雰囲気ではあるが、業界によってはビジネスシーンでも特に気にすることなく着ているという人もいる。フリーランスで仕事をしている40代のエンタメ系雑誌編集者Aさんは、こう話す。
「マスコミの場合、私服で仕事をしている人が多く、かなりカジュアルです。ライターさんやカメラマンさんも夏場はハーフパンツが多いし、ハーフパンツだからって何かを言われるようなことはまずありません。特に私の場合はエンタメ系なので、取材に行くときもハーフパンツということはよくあります。もちろん、報道などおカタい媒体の場合は難しいと思いますが」
たしかにカジュアルなイメージが強い業界であれば、ハーフパンツも問題ないだろう。ウェブコンテンツなどを制作する編集プロダクションを経営する30代の男性Bさんはこう話す。
「私の場合は、ファッション系のコンテンツを多く扱っているということもあって、ハーフパンツかどうかという問題よりも、小奇麗にしているかどうかが重要です。取材に行くときも、撮影のときも、社員にはとにかく『オシャレであれ、清潔であれ』と指導します。ハーフパンツが似合っていればOKだし、似合っていなければNGという感じですね」