中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

自分から誘っておいて「カネがない」…、人を怒らせる“品格のないケチ”

品格のないケチ5連発

 さて、品格のないケチというものはこれまでに何度も出会ってきましたが、それらをいくつか並べてみますかね。

【1】飲み会の会計時に「うわー、今日は細かいのがない!」と言い(本当はある)、「カードで払わせて」といってちゃっかりポイントを貯めるヤツ。

【2】借金を頼む時だけ電話をしてくるヤツ。しかも、その時の言い方は「久々に会わない?」で、実際に現場に行くと懐かしい話がひと段落したところで「実はさ……」と借金を申し込む。

【3】店の営業時間の関係で、飲み会が23時に終わるとしよう。するとラストオーダー時刻である22時30分直前の22時25分に「オレ、次がある」と言い出すヤツが出る。正直、その段階で一人当たり「4500円」的な予想はあるものの、確定していない&その人物はラストオーダーで飲み物を頼まないだけに「じゃあ、3000円……、いや、ちょっと早く帰るので2000円で」と幹事に言わせるヤツ。

【4】発注相手に対しては「月の最終平日の午前中を目途に振り込みます」としているが、想定外の事態があって振り込みが正午を超えることがあった。これは確かにこちらの落ち度なのだが、その瞬間に「まだ振り込まれていないんですが! どういうことですか!」と怒ってクレーム電話をしてくるヤツ。あと5分ぐらいでちゃんと振り込むつもりなのに、とにかくカネがないのか、「約束を守っていない」と怒り出す。

【5】仕事を発注したライターに、一部経費が使えることに言及すると、やたらと「食」の企画ばかり出し、しかも自分だけでなく家族分の食材を買い込み、高額請求書を出すヤツ。お前一人分だけ請求しろ。

 あと、最近では、故・西城秀樹さんの「告別式」に参加した人々に配られた記念品を、オークションサイトに出品する不届き者が話題になりました。これをマスコミ各社は批判しましたが、私が覚えているのが2001年、東京ディズニーシー開業の時のことです。

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