郵便受けに届く自動車保険の更新はがき。額が大きいだけに、毎年頭を悩ませる人は多いはず。都内在住の主婦A子さん(42才)も、昨年まではその1人だった。
「夫の自動車保険が高額のため、私の車にかける保険は思い切って別の保険会社を検討してみたら、保険料が年間7万円も安かったんです。もっと早く知っていれば夫の保険も節約できたのに」
5月末に自動車税の納付期限を迎えたばかりの主婦にとって、車は“金食い虫”。日々の生活を支えてくれるが、維持費は少しでも節約したいもの。そこで、自動車保険節約のポイントを紹介する。
通販型に変えれば年間約7万円安くなる
自動車保険に詳しいオールアバウト自動車保険ガイドの西村有樹さんが話す。
「自動車購入時に勧められた保険が代理店型で、毎年更新し続けているなら、インターネットを軸に販売する『通販型保険』への乗り換えを検討するといいです。同じ保険会社でも、店舗で販売する代理店型と通販型では金額に差が出ます。当然、運営コストを抑えられる通販型の方が安くなります」
冒頭のA子さんは、トヨタ・プリウスを購入するタイミングで保険会社を比較した。それまで、代理店型の損保ジャパン日本興亜の『THE クルマの保険』で年間14万8010円支払っていたが、通販型のセゾン自動車火災の『おとなの自動車保険』に変更したところ、ほぼ同条件でありながら、年間約7万円も得したのだ。