コメダ珈琲店と同様、無料のモーニングサービスを提供しているのが星乃珈琲店。こちらも、朝の11時までにドリンクを注文すると無料でトーストとゆで卵がついてくる。
「基本的にはオーソドックスなものですが、無料サービスのほかにも朝限定のメニューがそれなりに充実しているのが特徴です」(小浦氏)
たとえば都内のある店舗では、いずれもモーニングドリンク付きで「サラダトースト」が500円(税別)、「エッグスラット」が500円(税別)、フレンチトースト」が600円(税別)となっている(※店舗によりメニュー、値段が異なる)。
「500~600円程度で、ドリンク付きの朝食がいただけると思えば、コストパフォーマンス的には悪くないと思います。
また、土日祝日限定のモーニングメニュー「ホリデーモーニング」(700円)も提供。コンビーフ&マッシュポテトのグラタントーストに小さなスープが付いたもので、こちらもお得感があります」(小浦氏)
「名古屋式」ではなくても朝限定メニューはお得
名古屋式のような無料で軽食がついてくるものではないが、多くのカフェチェーンではそれぞれ朝限定メニューを提供している。
たとえば、「サンマルクカフェ」では、曜日ごとに替わる日替りパンとコーヒーがセットとなった「日替りパンモーニング コーヒーセット」が290円(税別、午前11時まで)。
「ドトールコーヒー」では、午前10時30分までの朝限定メニューとして『朝カフェ・セット』(390円、税込み、以下同)を提供。「ハムタマゴサラダ」「クラブハウスサンド」「ジャーマンドック」という3種類のパンメニューの中から1種類を選ぶシステムとなっている。
「プロント」では、クロワッサンとドリンクがセットになった「クロワッサンセット」(360円)や、『トーストセット』(390円)、『ソーセージエッグマフィンセット』(420円)などが販売されている(午前10時まで)。
朝限定メニューとして提供される各チェーンのメニューは、単体で頼むのと比べてかなりコスパが良いのは確か。たとえば『プロント』の『トーストセット』は2枚のトーストとサラダ、ゆで卵とドリンクが付いて390円なので、コメダ珈琲店のコーヒーが1杯420円~ということを考えれば、『プロント』のほうが安く済ませることができる。もちろん単純に比較できるものではないが、自分好みのモーニングを見つけるのも一興だろう。