4つ目は、個別企業の動きになりますが、武田薬品のシャイアー社買収に注目したい。シャイアー社はアイルランドの製薬大手で買収金額は6.8兆円とのこと。武田薬品は買収のために大量の円を外貨に交換する必要があるので、円売り、つまり円安要因になることが考えられます。
円安になれば日経平均株価にポジティブに働くので、こちらも日経平均株価の上昇材料として考えることが可能でしょう。
以上、干支、新天皇の即位、アメリカ中間選挙、武田薬品の買収と、これら4つの材料が日経平均株価の上昇材料となり得る可能性を私は考えています。
ただし、最終的にトレーダーが頼るべきはテクニカルツールだと私は考えています。そこで、テクニカル分析の活用方法に関するヒントも共有させていただきます。
予測されていた2万2045円
テクニカル分析として紹介させていただくのは、フィボナッチ・リトレースメント(以下フィボナッチ)です。
中には、「本当にテクニカルツール通りに相場は動くの?」と半信半疑の方もいるかもしれません。そうした方のために、「フィボナッチを活用することで利益に繋がる」という実例を紹介させていただきます。