個室ビデオから鞍替え派も
実際にA氏はどんな形でネットルームを利用しているのだろうか。
「最も多いのが、打ち合わせなどで外出した帰りにネットルームで仕事をするパターン。喫茶店でもいいんですが、周りに人がいるとあまり集中できない。また、半日くらい歩き回る取材も多く、そういうときは靴を脱いでリラックスしたい。2時間の予定で入って最初の30分は横になって仮眠をとって、そこから1時間ほど原稿を書き、残り30分で無料で見られる動画などを見る感じです」
20代会社員の女性Bさんも、ネットルームをよく利用するという。Bさんは、飲み会の後によく行くそうだ。
「よく渋谷で飲み会をするんですが、家がちょっと遠くて。終電を逃したときは、コンビニでお弁当なんかを買って、友達と一緒にネットルームに入って、始発まで時間を潰します。シャワーも浴びられるし、アメニティーグッズもあるし、意外と快適です。普通のネットカフェだと会話もできないけど、ネットルームなら周りを気にしないでいいので、本当に便利です」(Bさん)
40代の男性会社員Cさんは、1~2時間程度のショートステイで利用することが多いという。
「外回り中、お昼などの休憩でよく利用しますね。前は“個室ビデオ”で時間を潰すことが多かったんですが、ここ最近はもっぱらネットルームです。値段はそこまで変わりませんが、昼間だとネットルームのほうが入りやすいので…」(Cさん)
快適なリラックス空間を提供するネットルーム。今後はさらに注目を集めるかもしれない。