“ピッ”とかざすだけで電車に乗れる交通系電子マネーSuica。ポイントを貯めたら、生活のあらゆる出費がおトクに変身する。
Suicaでの支払いなどで貯まる「JRE POINT」は、2016年2月に始まったJR東日本グループの共通ポイントサービスの名称。かつての「Suicaポイント」は、既にJRE POINTとして生まれ変わり、この6月28日からはSuica機能付きクレジットカード「ビューカード」で貯まる「ビューサンクスポイント」もJRE POINTになった。
これまでバラバラだったポイントが共通化により合算でき、より貯めやすく進化したのだ。そこで、ポイントをお得に貯める4つのワザを、専門家に教えてもらった。
【1】オートチャージを活用してポイントを3倍狙うべし
Suicaへの入金に、ビューカードからのオートチャージを使うと、1000円につき15円相当、1.5%のポイント還元になる。オートチャージを設定するには、ビューカードと紐づければSuica単体のカードでも設定できる。電子マネーに精通する『ポイ探』代表の菊地崇仁さんは、こう語る。
「一般的なクレジットカードの還元率は0.5~1%ですから、ポイントが1.5倍になるのはかなり有利といえます。黄色マークのお店(後述)でのSuicaの支払い時に付くポイント0.5~1%と合わせると、還元率は最大2.5%にもなります」
なお、自動改札を通るだけではポイントは貯まらないため、現金でチャージするのはそもそも不利。交通費での利用がメインなら、迷わずオートチャージを付けよう。
【オートチャージとは】
Suicaの残高が少なくなると、自動的に定額をクレジットカードからチャージしてくれる仕組み。例えば1000円以下になったら1000円チャージなど、入金額は自分で決められる。少額で設定しておけば、請求が多額になる心配もない。