ケイ・アセット代表の平野憲一氏もIoTやAI関連などのハイテク株に注目し、「長期的な成長が見込まれている以上、老後資金の運用先として検討したほうがいい銘柄となってくる」とする。
「具体的には、大手企業向けの大規模システム開発を手がけ、サイバー攻撃に対抗するセキュリティ技術に強みを持つアドソル日進(東証1部・3837)。警視庁など公共機関向けのシステム開発に強く、保守・運用・セキュリティサービスも手がけるフォーカスシステムズ(東証1部・4662)。ネットの継続従量課金向けのプラットフォーム『Bplats』の開発と提供を行なっているビープラッツ(マザーズ・4381)などを挙げておきたい」
一方、マーケットバンク代表・岡山憲史氏は前述したような日本企業の好調な決算に着目し、今後も着実に業績拡大が見込まれる銘柄を選択肢に挙げる。
「インターネットで小説やコミックなどを募集して書籍化、販売するアルファポリス(マザーズ・9467)はヒット作が相次ぎ、前期純利益は407.9%増と急拡大し、今期も55.9%増益を予想。半導体検査用部品が主力の日本電子材料(東証1部・6855)、AIを利用したコールセンター業務で急成長が続くシステムズ・デザイン(ジャスダック・3766)も、前期に続く増益となる見込みで手堅い」
※週刊ポスト2018年7月20・27日号