「各社が公表している業績予想はあまりに保守的です。円安を追い風に、早ければ今期第1四半期決算が発表される7月下旬以降、遅くとも第2四半期決算発表時期の10月下旬には業績の上方修正ラッシュが起こると考えられます。それを受けて日経平均も年度内に2万7000円台までの上昇が見込めます。
さらに2019年10月に予定される消費増税による景気の落ち込みを回避するため、政権が“3度目の延期”を決めるようなことがあれば、日経平均が3万円に達してもおかしくない」
2018年上半期に停滞したぶん、日本の景気が溜まったマグマが噴き出すように上昇していく展開が予想されているのだ。マーケットバンク代表・岡山憲史氏も「消費増税の見送り発表が年内にあれば、来春には3万円到達が現実味を帯びてくる」という見方だ。
※週刊ポスト2018年7月20・27日号