芸能界ではアンジャッシュの渡部建(45歳)&佐々木希(30歳)などのように、年の差カップルの話題に事欠くことはない。一般人の間でも、10歳差、15歳差など年の差がある組み合わせはそう珍しくなくなっている。だが、そこに至るまでは、様々な障壁が立ちはだかるようだ。
東証1部上場企業に勤めるバツイチ男性・Tさん(52歳)もそうした「年の差婚活」に取り組んでいる一人。自身が30代で結婚していたときは子供をもつことが考えられず、子供が欲しい妻と離婚したという経緯があるが、今になってやっぱり子供が欲しくなった。そのため、「できれば30代まで」を対象に婚活しているという。Tさんが語る。
「私は離婚後も40代までは結構モテたほうだと思うのですが、50代になり、再婚・子作りを視野に入れ始めると、途端に女性が引いていくのを感じます……」
国立社会保障・人口問題研究所によると、50歳時の男性の「生涯未婚率」は約23%だが、Tさんのように、アラフィフになって誰かと一緒に生活を送りたくなる男性も増えてきているようだ。派遣社員としてIT企業で働きながら婚活に励む都内在住の30代女性・Aさんは、「私もアラフィフ男性に出会いました」と明かす。
「前妻との間に小学生の娘がいるという教育関係の方に、その子のために若い母親がほしいという感じで口説かれました。初婚だという上場企業勤務の会社員には、リタイア後に夢だったカフェを開業するので一緒に働いてほしいと言われました。あまりに自分の都合優先なのに、ちょっと引きました(笑)」