AmazonやZOZOTOWN、楽天市場などといったオンライン上の通販サービスが、日々の生活に欠かせないという人も少なくないだろう。しかし、その一方であえて“ネット通販断ち”をする人もいるようだ。
30代会社員の男性Aさんの趣味は音楽鑑賞と映画鑑賞。学生時代からアルバイト代でたくさんのCDやDVDを購入。漫画や雑誌、書籍なども頻繁に買っていたという。
「いわゆるオタク気質で、気になったバンドのCDや好きな映画のDVDはできるだけ買うようにしていました。特に社会人になってからは、自由になるお金も増えたので、それまで以上に大量のCDやDVD、雑誌などを買うようになっていました」(Aさん、以下同)
AさんがCDやDVDを購入したのは主にAmazonだったという。
「以前は都内の大きなCDショップに通っていたんですが、買う量が多いと、やっぱりネット通販のほうが便利。お店から持って帰ってくるのも重いし、店の棚からほしいものを探すのも面倒。Amazonなら、在庫の有無もすぐ確認できるので」
しかし、いつしか通販生活が負担になってきたという。
「いちばんの問題は、荷物を受け取りにくくなっているということです。私は独身の一人暮らしなのですが、平日は基本的に朝から晩まで家にいません。土日は出かけていることもあってスケジュールがまちまち。荷物の配達時間を指定しようにも、急に都合が悪くなってしまうということも少なくないんです」