キャッシュレス時代に突入、今年に入り、企業が続々と「QRコード決済」(スマホ決済)の新サービスを打ち出している。LINEが6月28日、同社の決済サービス「LINE Pay」を8月から本格的に普及させていくことを発表。NTTドコモも4月から決済サービス「d払い」の提供を開始している。
QRコード決済とは、スマホで簡単に支払いができる、現金もクレジットカードも不要な決済サービスのことだ。
スマホに各社の専用アプリをダウンロードして、アプリ画面に表示されたQRコードをレジで提示すると、店員が専用端末でコードを読み取り、支払いが完了する。代金は、あらかじめ登録したクレジットカードから引き落とされる。
現在、サービスを開始しているQRコード決済は、NTTドコモの「d払い」、楽天の「楽天ペイ」、LINEの「LINE Pay」、ベンチャー企業の「Origami Pay」がある。これらを使うことのメリットについて、ポイントサービスに詳しいポイ探代表の菊地崇仁さんが語る。
「d払いや楽天ペイ、LINE Payは、決済時に、支払い額に対してポイントが付与されます。そのため、クレジットカード単体でよく買い物するという人は、活用した方がお得です。
例えば、系列のdカードや楽天カードを引き落としカードに登録すれば、カードに付与される1%分のポイントに加え、QRコード決済の支払い時に付く0.5%分のポイントも上乗せされて、ポイントの二重取りができるんです」
貯まったポイントはそのまま支払いに充てることもできる。
「ポイント数はアプリ画面ですぐに確認でき、d払いと楽天ペイの場合、アプリ画面から簡単に設定して、1ポイント=1円として買い物にも使えます。レジで申告する必要がなく、キャンペーンなどで獲得した有効期限付きのポイントの使い忘れもなくなります」(菊地さん)