自分の趣味を仕事に変えるため、自ら“取引先”を開拓した人物もいるという。経済評論家の森永卓郎氏が語る。
「昔から手品が趣味だった私の知人は定年退職後、本格的に手品を勉強。技に磨きをかけ、自ら老人ホームや福祉施設などに営業を掛けたのです。最初は怪しまれて話も聞いてもらえなかったそうですが、数年経った今では月1~2回、定期的に関東各地の施設などでショーを行なうまでになっています。報酬は交通費込みで1万円程度とか。それでも好きな手品を大勢の前で披露して喜んでもらえることで、とても満足しているようです」
老後資産は「無理なく」「楽しく」豊かにできる。そのアプローチで「毎月5万円貯める」を達成できれば、「定年後の40年」に明るい光が差し込んでくる。
※週刊ポスト2018年8月3日号